ウイルス糖尿病予防ワクチン開発プロジェクト

三根敬一朗(佐賀大学医学部内科特任助教)先生の論文:自己免疫糖尿病の代表的モデル動物であるNODマウスにおいてTyk2遺伝子が発症促進に関わることを明らかにした論文がNature Communicationsに掲載されました (2024-2-13)。ウイルス糖尿病発症機構研究のさらなる発展につながることは確実です。研究はいよいよ佳境になりました。乞うご期待です。

1月20日、共同研究者の森仁恵先生が、ヒトウイルス糖尿病感受性遺伝子TYK2 promotor variantは、肥満のない2型糖尿病患者のインスリン分泌低下に関わることを明らかにした研究成果(Genes 2021)で九州糖尿病懇話会の若手研究奨励賞を受賞されました。なお、本研究を中心的に進められている三根敬一朗(佐賀大学医学部特任助教)先生は、令和5(2023)年5月13日、2023年度第13回日本糖尿病学会若手研究奨励賞(YIA)を受賞しておられます。

2023年8月、1型糖尿病患者さんの会である「日本IDDMネットワーク」が、佐賀県への「企業版ふるさと納税」の納付先として認められました(日本IDDMネットワークのサイトから納付可能です)。企業による「糖尿病領域への社会貢献」、できれば『ウイルス糖尿病予防ワクチン 開発研究』へのご支援お願いいたします。

インスリンを作る膵β細胞にヒトのコクサッキーアデノウウイルス受容体を出しているマウスの作成に成功し、2022年3月4日付けで国内特許申請を行い、2023年2月17日に国際基本特許(PCT)に登録し、2023年7月24日米国特許申請を行いました。このマウスを活用することにより、糖尿病をおこすコクサッキーBウイルス株を見つけて、予防ワクチン開発に繋げるべく、着々と研究を進めています。

2023年6月、1型糖尿病患者さんの会である「日本IDDMネットワーク」から、研究助成:2000万円、を頂きました。大いに励みにして努力いたします。

佐賀県へのふるさと納税による研究支援のお願い(日本IDDMネットワークを介して常時可能になりました)
「ふるさと納税は、その年の所得税、よく年の地方税で全額、減免されます。(収入に応じた限度額あります)ただし2000円の事務費は差し引かれます。もっとも返礼品(寄付額の10%を超えるレベル)で取り戻すことができ、結構楽しめます。
方法:日本IDDMネットワークサイトの初期画面右中央にふるさと納税による支援の紹介があります。そこをクリックするか、あるいはGoogleの検索サイトに「ふるさと納税 日本IDDMネットワーク」を入力すると、目的のサイトに行くことができます。寄付予定額に応じた返礼品リストが画像で現れていますので、予定寄付額に相当する希望の返礼品をクリックするといよいよふるさと納税による寄付:佐賀県NPO支援、日本IDDMネットワークをチェックにより指定、個人情報の入力、支払いへと進むことができます。忘れずに、NPO法人へのメッセージ欄に「永淵の研究助成」の入力お願いします。研究が胸つき八丁になり、かなりきついところですので、よろしく応援お願いいたします。

日本臨床ウイルス学会の学会誌「臨床とウイルス」に永淵の随想「私の履歴書;これまでとこれから」を掲載してもらえました。いわば自叙伝ですが、これからの大いなる抱負も述べることができました。編集後記に中山哲夫総務幹事、編集長からのありがたいコメントもいただけました。ご要望いただければ(seihosan5887@gmail.com)別冊お送りいたします。